MTBホイールのリムから放射方向へ伸びるバルブにポンプ口金を正しく接続した写真
数字だけ真似せず、跳ねるのか、よれるのか、リムを打つのか。走った感触から少しずつ動かします。

オフロードでは、タイヤが路面をつかむ感覚が大切です。空気圧を少し下げるとグリップしやすくなることがありますが、下げすぎるとリム打ち、パンク、タイヤ外れの原因になります。

空気圧は「この数字が正解」と決めにくい部分です。体重、荷物、タイヤ幅、チューブレスかどうか、リム幅、路面の石の多さ、雨上がりか乾いているかで変わります。

跳ねる、リム打ちする、接地感がある状態から空気圧を判断する写真
数字だけでは分かりません。走った時にどう感じたかで、次に少し上げるか下げるか決めます。

少しずつ試す

今の空気圧をメモして、一度に大きく変えず少しずつ試します。前を下げすぎるとハンドルが取られやすく、後ろを下げすぎるとリム打ちしやすくなります。前後同じ数字にこだわらず、接地感と安心感を見て調整します。

空気圧メリット注意点
高め舗装路で軽く、リム打ちしにくい。荒れた道では跳ねやすい。
低めグリップしやすく、乗り心地が良い。低すぎるとパンクやリム打ちの原因。
適正体重、タイヤ幅、路面で変える。一つの数字に決めつけない。

症状別の見直し

症状考えられる方向確認すること
石や根でポンポン跳ねる少し下げてみる。タイヤ表記の下限を下回らない。
リムを打つ音がする少し上げてみる。後輪側、段差、体重移動を確認。
コーナーでよれる下げすぎの可能性。タイヤ幅とリム幅、チューブレス状態を見る。
泥で滑る空気圧だけでなくタイヤも確認。ブロックパターン、摩耗、路面の状態を見る。

チューブ・チューブレス・リム幅で変わる

同じタイヤサイズでも、チューブ入りかチューブレスか、リム内幅が広いか狭いかで使いやすい空気圧は変わります。数字だけを真似するより、自分のタイヤとホイールの条件をそろえて考える方が失敗しにくいです。

条件空気圧の考え方注意点
チューブ入り低すぎるとリム打ちパンクしやすい。段差や岩で後輪を打つ音に注意。
チューブレス低圧を試しやすいが限界はある。ビード落ち、エア漏れ、シーラント状態を見る。
幅広タイヤ接地面を作りやすい。フレームやフォークのクリアランスも確認。
細めタイヤリム打ちを避けるため余裕を残す。舗装路移動も含めて考える。

走った後にタイヤを見る

空気圧調整は走る前の数字だけで終わりません。走った後に、タイヤ側面の傷、リム打ち跡、シーラント漏れ、ブロックの欠け、泥の詰まり方を見ると、次に上げるか下げるか判断しやすくなります。

オフロードでは速さよりも、パンクやタイヤ外れを避けながら、怖くなく走れる範囲を探すのが先です。初めての場所では、いきなり低圧を攻めすぎない方がいいです。まずはパンクせず無事に帰れる範囲から試してください。