
リムサイドはブレーキ面です
リムブレーキの自転車では、ホイールの横面がブレーキ面です。ここが泥、金属粉、油分で汚れると、ブレーキ音が出たり、効きが悪くなったり、リムの摩耗が早くなったりします。
乾いた布で拭くだけでも変わることがあります。汚れが強い場合は専用品を使いますが、潤滑油やワックスは絶対にブレーキ面へ付けないでください。
リムとシューを一緒に見る

ブレーキシューに小さな金属片や砂が刺さっていると、リムを削りながら走ることになります。キーキー音が続く時は、リムだけでなくシューも確認します。
雨の日のあとや砂ぼこりの多い道を走ったあとも、リムサイドに汚れが残りやすいです。強くこするより、汚れの種類を見て、ブレーキに使える方法で落とすことが大切です。
| 場所 | 見ること | 注意 |
|---|---|---|
| ブレーキ面 | 黒い汚れ、油分、削れ。 | 油分が付くとブレーキが効きにくい。 |
| ブレーキシュー | 小石や金属片が刺さっていないか。 | リムを削る原因になる。 |
| 雨の後 | 砂や泥を落とす。 | 放置すると音鳴りや摩耗につながる。 |
| リムの摩耗 | へこみ、溝、薄くなった感じ。 | 摩耗が進んだリムは交換が必要。 |
やってはいけないこと
ブレーキ音がするからといって、ブレーキ面やシューに油を差すのは危険です。音は消えても止まれなくなる可能性があります。パーツクリーナーも、使う場所や素材を間違えるとタイヤや塗装、樹脂部品に悪影響が出ることがあります。
症状別の判断
| 症状 | 考えられる原因 | 対応 |
|---|---|---|
| キーキー音が続く | リム汚れ、シュー角度、シュー硬化、異物。 | リムとシューを両方確認する。 |
| 雨の日だけ効きにくい | 水膜、シュー摩耗、リム汚れ。 | 早めに減速し、部品状態も見る。 |
| 黒い粉が多い | シューやリムの摩耗粉。 | 拭き取りと摩耗点検をセットで行う。 |
| レバーが深い | シュー摩耗、ワイヤー伸び、調整不足。 | 清掃だけでなく調整や交換も確認。 |
清掃後に確認したいこと
リムを拭いて終わりではなく、清掃後にブレーキを軽く握って、音、レバーの深さ、左右の当たり、ホイールの振れを見ます。汚れを落としても音や効きが変わらないなら、清掃だけではなく調整や部品交換が必要かもしれません。
| 確認 | 見る理由 | 次の判断 |
|---|---|---|
| レバーの深さ | シューの摩耗やワイヤーの伸びを見つける。 | 深い場合は調整や交換を確認。 |
| 片効き | 左右どちらかだけ当たると擦れやすい。 | センター、バネ、ホイール振れを見る。 |
| 音の変化 | 汚れか部品状態か切り分けやすい。 | 音が残る場合は、シューの角度や硬化も疑う。 |
| リムの摩耗 | 薄くなったリムは危険。 | 摩耗限界が近い場合は交換候補。 |
ディスクブレーキとは掃除の場所が違う
リムブレーキはリムサイドが制動面ですが、ディスクブレーキはローターとパッドが制動面です。掃除する場所も、使ってよい用品も違います。リムブレーキ用の感覚でディスクローターやパッドに油分を付けると、効きが大きく落ちます。
ブレーキの種類が分からない時は、無理にケミカルを使わず、乾拭きと水分除去にとどめる方が安全です。



