普通の電動アシスト自転車のライトと書類を店頭で確認している写真
ペダルが付いていても、モーターだけで走れるものは自転車扱いとは限りません。

電動アシスト自転車、ペダル付き電動バイク、モペット、特定小型原動機付自転車は、見た目が似ていても法律上の扱いが変わります。公道で乗れるか、免許が必要か、ナンバーや自賠責が必要かは、商品名ではなく車両区分で判断します。

電動アシスト自転車は補助の強さにも基準があります

一般的な二輪の電動アシスト自転車では、人がこぐ力に対するモーターの補助力にも上限があります。ペダルが付いているだけでは、自転車として公道を走れるとは限りません。

速度人がこぐ力に対する補助力の上限
10km/h未満人の力の2倍まで。
10km/h以上24km/h未満速度が上がるにつれて、補助力の上限が下がります。
24km/h以上モーターによる補助なし(上限0)。

補助力以外にも国内の基準に適合している必要があります。車両区分や適合表示、メーカーの書類を確認してください。

出典:警察庁「駆動補助機付自転車の型式認定基準」(PDF)。この補助力の基準は2026年10月3日に確認しました。

まず「こがないと進まないか」を見る

電動アシスト自転車は、人がペダルをこぐ力をモーターが補助する乗り物です。一方、スロットル操作などでモーターだけで走れるものは、ペダルが付いていてもモペット、つまり一般原動機付自転車等に該当する場合があります。

確認項目電動アシスト自転車モペット・ペダル付き電動バイク等
走り方ペダルをこぐ力をモーターが補助する。こがなくてもモーターだけで走れる場合がある。
免許不要。一般原動機付自転車等に該当すれば必要。
ナンバー不要。一般原動機付自転車等に該当すれば必要。
自賠責不要。ただし自治体条例で自転車保険が必要な地域があります。一般原動機付自転車等に該当すれば必要。
ヘルメット努力義務。原付等に該当する場合は義務。

特定小型原動機付自転車は自転車ではない

電動キックボードなどで使われる特定小型原動機付自転車は、一定の基準を満たす場合に運転免許なしで運転できる区分です。ただし、自転車そのものではありません。16歳未満の運転は禁止で、ナンバープレート、自賠責保険、保安基準への適合などが必要です。

特定小型原付の主な基準確認する内容
車体の大きさ長さ190cm以下、幅60cm以下。
電動機定格出力0.60kW以下。
最高速度20km/hを超える速度を出せないこと。
構造走行中に最高速度設定を変更できないこと、AT機構、最高速度表示灯など。
公道利用保安基準適合、ナンバー、自賠責が必要。
電動アシスト自転車と原付等に当たる可能性のある車両を店頭で比較する写真
公道で使えるかは、商品名ではなく車両区分と必要装備で判断します。

通販ページで特に見るところ

「公道走行可能」「免許不要」と書かれていても、その一文だけで判断しないでください。国内基準に合っているか、性能等確認済シールや型式認定、保安部品、ナンバー取得、自賠責加入が必要な車両ではないかを確認します。海外仕様、改造品、スロットル付きは特に注意が必要です。

電動アシスト自転車のバッテリーと書類を店頭で確認している写真
電動系の乗り物は、見た目より車両区分と必要装備を先に見ます。

2026年時点の公道チェック

電動アシスト自転車として扱われるには、基本的に人がペダルをこぐ力を補助する仕組みであることが重要です。ペダルが付いていても、スロットルなどでモーターだけで走れるものは、自転車ではなく原動機付自転車等として扱われる場合があります。

見る順番確認すること注意したい表示
1 走り方こがずにモーターだけで進めるか。フル電動、スロットル付き、モード切替。
2 車両区分電動アシスト自転車、一般原付、特定小型原付のどれか。「免許不要」だけでは判断しない。
3 公道装備ナンバー、自賠責、保安部品、最高速度表示灯など。海外仕様、後付けキット、改造品。
4 販売後の責任故障時の部品供給、バッテリー、修理可否。販売店が修理受付できる車両か。

店頭で特に慎重に見るもの

ネット通販で多いのは、商品名に「自転車」と書かれていても、実際には公道で自転車として乗れないケースです。ペダル付き電動バイクやモペットは、歩道を自転車感覚で走れるものではありません。車両区分によって、免許、ヘルメット、ナンバー、自賠責、保安基準が変わります。

特定小型原動機付自転車は、一定の基準を満たすと免許なしで運転できる区分ですが、自転車ではありません。16歳未満は運転できず、ナンバーや自賠責、保安基準への適合も必要です。購入前に、警察庁や自治体の案内、メーカーの適合情報を必ず確認してください。

通販でこの表示を見たら要確認

電動アシスト自転車のハンドル操作部にスロットルがないか確認する写真
ペダルの有無だけでなく、こがずに進むか、車両区分は何かを確認します。

通販ページで「公道走行可」「免許不要」「フル電動」「スロットル付き」といった表示を見た時は、商品名だけで判断せず、販売元が何を根拠に書いているかを確認します。政府広報でも、電動アシスト自転車とモペットでは、免許、ナンバー、ヘルメット、自賠責などの扱いが異なると整理されています。

表示・仕様確認したいこと店頭での注意
スロットル付きこがずにモーターだけで進むか。自転車ではなく原付等の扱いになる可能性を確認。
公道走行可能保安基準、ナンバー、自賠責、車両区分。言葉だけでなく、書類と仕様を見る。
特定小型原付16歳未満禁止、最高速度表示灯、保安部品。自転車ではなく、独自の交通ルールがある。
海外仕様・改造品国内基準への適合、修理部品、保証。安くても公道や修理で困ることがある。

購入前に書類と表示を確認

電動アシスト自転車のバッテリー、充電器、書類、補修部品の供給を確認する写真
電動系の乗り物は、商品名より車両区分、書類、保安部品、修理可否を先に見ます。

電動アシスト自転車、モペット、特定小型原付は、見た目や商品名が似ていても必要な手続きが変わります。購入前に、車両区分、型式や適合表示、保安部品、ナンバーや自賠責の要否、故障時の部品供給と修理受付を確認してください。

確認見ること困りやすい例
車両区分電動アシスト、自転車ではない原付等、特定小型原付のどれか。ペダル付きだから自転車と思い込む。
書類・表示型式、適合表示、説明書、販売元の根拠。「公道可」の表示だけで判断する。
保安部品ライト、ミラー、方向指示器、最高速度表示灯など。必要装備が足りず公道で使えない。
修理可否バッテリー、制御部品、ブレーキ、タイヤの供給。壊れた時に部品が手に入らない。

金太郎の店頭目線

お店として怖いのは、「ペダルが付いているから自転車でしょ」という思い込みです。実際には、車両区分が違えば必要な装備も責任も変わります。安く買えたつもりでも、公道で使えない、登録できない、事故時に保険で困る、ということがあります。

公式確認先